2013年7月3日水曜日

佐藤優氏

正論懇話会で作家、元外務省主任分析官の佐藤優氏の話を聞いた。

TPPは自由貿易としてではなく、同盟国同士の提携の上に作られるブロック経済に近い考え方であるととらえたほうがよい。

日本は海洋国家であり、海洋国家同士連携することが大切である。
中国は現在海洋戦略をとっているため、日本と利益が対立する場面が多くなっている。

中国は日本を敵として国民にイメージさせてしまった。(例えば、アイルランドはイギリス。ポーランドはドイツというように)これを変えるのは無理である。それを理解したうえで、付き合うことが大切だ。

インテリジェンスは大切だが、それを行える人を育成することは難しい。外務省ですら100人に1人しか育成できない。相当な語学力、国体を思う気持ち(自分の立身出世を大事に思うのではなく、日本民族のために働ける人)が必要であるため、さらにハードルが高くなる。

などなど。外交の厳しさも交えて話を伺いました。

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