2011年6月28日火曜日

女性の集い

 先日、ある女性の集いに参加しました。様々な場面で働く女性の話を短いながら伺いました。
 ある農業の生産者は、大切に育ててきた農作物が風評被害で一時期売れなくなってしまったことについて、自分の子供のように、朝、「元気にそだつんだよ」と、声をかけながら大切に育ててきたものが売れ残ってしまうつらさを語りました。生産者が慈しみながら、野菜や米を育ててくれる姿が思い起こされました。天災もさることながら、今回の原発がもたらした被害の大きさ、及んだ範囲の広さは本当に甚大です。
 ある女性は6人の子どもの子育てについて話してくれました。子どもが6人いると、6倍のお金がかかることを話されました。普段2人の子どもを育てながら、家計を見ていると気がつかない部分の話が聞けました。

ありがとうございました。

2011年6月25日土曜日

様々な声

一社一技術の認定を受けた事業者の方へのヒヤリングから様々な声を紹介します。
 
 一社一技術の認定を受けて、ホームページで宣伝してもらえてありがたい。たまに「技術を取得しているのですね」といわれる。職人になりたいと希望してきた若者が入社してくれた。技術のある県であるというイメージを示すことは群馬にとってよいことである。などと評価する声。
一方、突出した技術を評価するべきで、バーゲンセールをするべきでない。もっと高度な認定基準を設定して欲しい。認定を受けても商売に繋がるわけではない(その点は自助努力ですべきと考えている)。等と言う声も聞かれます。
 一口にものづくりといっても、金属加工から木型加工、特異な素材を利用したメーカー、食品製造業、繊維業など様々です。
 海外に生産を移してしまった取引先が現地調達率を高めるなかで、突出した技術をもっている、残された端物の生産に特化している、常に取引先のニーズに対応できる体制を整えている(技術面、安定供給という面)などの理由から、生き残りを図っているものの、産業の空洞化の勢いが進んでいることへの危機感を募らせていました。
 セミナーや講演会の開催といった支援は、十分ではないという意見もありました。研究開発助成に十分な資金が投入できるように、行政コストを抑えて、その分をまわすべきという指摘もありました。
 

2011年6月24日金曜日

介護保険

家族が要介護認定を受けて介護保険を適用されている方と話をしました。その方は、「うちの親がいつも清潔で健やかに居られるのは、介護士さんやデイサービスの職員のおかげです。介護保険があって、1割の自己負担でこれだけのことをしてもらえるのだからありがたい。」と具体的な金額を話しながら、感謝の言葉を述べていました。
その方は、出会った人に自分の家族が受けている保険のサービスの話を敢えて話すそうです。10年以上も高額のサービスを1割負担で受け続けていることに対して、家族が助かっていることを、多くの人に知ってもらいたい。少し若い世代(40代)の人たちの納めている保険金を遣っている人が感謝の言葉を直接伝えることで、支払う意義を感じていただければありがたいとのことでした。

いいお話を頂戴しました。

2011年6月23日木曜日

一社一技術

 一社一技術の認定を受けた企業が県内で1294社あります。このうち、高崎市にはおよそ200社余りあります。
 平成12年に作られた制度で、群馬県が技術を持ったモノづくり企業の集まる「ものづくり立県ぐんま」という特色を内外に示す制度であるという側面からみると良い制度であると思います。
 しかし、認定とPRだけでよいのか、いまの時代に沿ったものにしていくことが必要ではないかという視点もこめて、このうちの40社近くに、議会閉会後、訪問し、幾つかの事業者から制度に対する意見を伺いました。業種や扱う技術によって意見は様々です。今後、ブログで頂いた意見を紹介していきたいと思います。
 
朝から晩まで知事選です。
みんなで納得してそれぞれの考えのもと、投票に行って欲しいと思います。投票率が低いことはとても残念なことです。

今日、「政治家になるように努力して下さいね。政治屋になってはいけませんよ。」とお言葉を頂戴しました。
県会議員とは何か?素直な心で問うことが必要だと痛感しています。
当たり前の感覚を忘れてはいけないと思います。

2011年6月8日水曜日

エネルギー対策特別委員会

エネルギー対策特別委員会が開催されました。
これから想定される電力需要の高まりへの対応としての節電への対策。群馬県の電力供給(とりわけ再生可能エネルギーの可能性)。環境エネルギー産業振興・とりわけ中小企業に対する新技術開発・新製品開発への支援。などの質疑がありました。
県が行う節電対策は県有施設の15%の省エネ(一部除外あり)をはじめ、全戸に節電啓蒙パンフレットぐんまちゃんの「家庭の節電対策」を配布する、県内企業には節電対策セミナーや節電説明会などを開催する、などの説明がありました。説明会に参加できない中小零細事業者が多いのではないかと推量していますが、エネルギー消費量の多い事業者に対しては訪問して、節電対策への支援を行うことも必要であろうと指摘しました。
県は今年度8億円で1万件分の家庭用太陽光発電の設置に向けて補助を行います。屋根の形状や方位などにより発電量が変わること、200万円近い設置費用を設置する個人が負担するという現実を踏まえたうえでの目標であるか確認したところ、1万件の推進を行うということでした。設置事業者には市場の拡大という現実を鑑み、設置費用の一層の低の減化を期待したいとおもいます。
中・小水力発電やバイオマスの可能性については、今後検討課題です。
ちなみに、群馬県と富山県の包蔵水力と発電量を比較してたデータを出していただいたところ、群馬県包蔵水力631,849KW、発電量は2,456,760KW.富山県は1,467,000Kw,2,666,840KWと群馬県の水力発電量は多いことがわかりました。
中・小水力発電は発電には初期コストがかかりますが、24時間発電可能、耐用年数が長いなどメリットがあります。新エネルギーについては、其々の経済的・技術的・その他(水利権や法律上の規制など)の諸条件を勘案しながら、検討をしてく予定です。
いづれにしても、部課を超えた縦割りではない協力と話し合いが必要です。地方行政だからこそ、縦割りではない柔軟性がより一層求められ、それによって効果のある施策が実行できるのだと思います。そのための部課を超えた協力体制の構築を、今回も多くの議員が求めています。

2011年6月7日火曜日

警察委員会

6日の警察委員会。日頃から警察官の姿を町で見かけたり、パトロールカーを見かけると、私は、なんとなく安心感を得ます。それが市民感覚であると思います。
私は高崎署の安心ポリスメールに登録しています。メールは不明者の情報、交通安全などの注意喚起メールのほか、子どもや女性に対する声かけなどをしてくる地区内の不審者関連のメールが届きます。保護者にとっては、時間と場所など子どもたちに注意を促すのに役立っています。メールの回数が多くなったことへの懸念を示し対応を質問しました。報告によると、今年既に不審者メールは全体で140件出しており、前年度より50%増えているとのこと。不審者の声かけが増加しているようです。警察では、地域住民のパトロールと学校との協力で子どもの安全を確保していきたいとのことでした。声かけ事案が被大きな被害に結びつかないためには、早期の対応が必要です。不審者の特定や検挙の強化を要望すると共に、夕方のパトロールの強化を要望しました。
計画停電中の信号機の滅灯状況と対策、交通死亡事故の状況説明と防止への対応策、報償費の使途公開などの質疑がありました。

どろんこ祭り

5日、どろんこ祭りが吉井で開かれました。晴天に恵まれ、沢山の親子が参加しました。
吉井には、地域が誇る日本で一番学部と教授の多い「日本その道大学」があります。111学部、全員が教授であるということです。
祭りではうなぎのつかみ取りや、障害物競走、父母別競争がありました。はねた泥で黒くなりながら、大地と戯れる競技でした。
子どもを連れて行きましたが、泥の中で遊ぶ感覚が面白かったようです。
手作りのやきもちや味噌おでんなど、やさしい味がしました。収穫した手の野菜もおいしかったです。
準備や片付けなど、地元の多くの協力があってこその、心温まる、迫力のある、楽しいお祭りでした。

2011年6月5日日曜日

県政報告会

4日土曜日、吉井町で県政報告会を開催しました。
久しぶりの好天に恵まれ、また丁度農繁期のおりでしたので、参加していただいた方にはご迷惑をかけてしまいました。
また、会場準備や案内の配布など、後援会の皆様や協力をしてくださった地域の方には、多くのご苦労をいただきました。
一般質問の中から①群馬県の震災に対する対応、②原発事故による農業被害への対応、
③放射線量の測定について、④農業政策について、⑤新エネルギー政策について、の説明と報告を致しました。また、委員会での議論について報告いたしました。
今後の私自身の活動への視点として、税金の使途のチェックはもちろんのことですが、①群馬県がはばたくために大切な子どもの教育(基礎学力はもちろんですが、才能を伸ばすこと、道徳教育をきちんと行うことなど)、②雇用や暮らしを守るための県内産業の振興については、a.東日本の産業拠点としての群馬、b.事業者の県外流出の防止のための適切な支援、c.県外企業の誘致、d.次世代産業の育成と支援、という4つの視点から県に対応を求めていく、③若者や新規就農者にとって魅力的な群馬の農業を目指す、④新エネルギーとして太陽光発電、小水力やバイオマスの可能性を検討、
等をお示ししました。
吉井地区の健全な発展のために、地元の皆様からの意見を聞かせて頂きたいと思います。
報告会にお集まり頂いた皆様、来賓の皆様、準備に協力いただいた皆様、本当に有難うございました。

文教委員会

私は文教警察常任委員会に所属することになりましたが、3日に文教委員会が開催されました。
教育長からは、①基礎学力の向上に資するためのさくらプラン・わかばプラン、②心のケア推進のためのスクールカウンセラー、③次世代育成方針として農業後継者育成と高度技能者の育成、④放射線量の測定についての説明がありました。さらに、担当部課から、高校教育の方針、スポーツ教育振興についての説明がありました。
県で実施した学力調査について、英語教育について、公立図書館の設置と活用について、学校災害対応マニュアルについて、小中学校の学力向上について、学校給食の安全性について、給食費未納について、栄養教諭の配置について、などについての質疑がありました。
私は、公立の小中高等学校でおこなわれる放射線量の測定について、子どもと保護者の視点から考えると、公立のみでなく私立小中高等学校、および就学前教育として公立私立に関わらず幼稚園および保育園に対しても、漏れのないように実施して欲しいという要望をしました。所管が違うということたけで、県内の子どもに対する対応が異なることがあってはいけないと考えます。
スクールカウンセラーの意義について説明を頂き、虐待による不登校への発見と対処をお願いしました。高校統合などにより、高校生の通学については、とりわけ山間部などからの通学距離の長い場合など物理的距離、時間的負担、通学費などの経済的負担が増えてくることから、通学距離と費用について調査し、費用補助を検討していくことなどを要望しました。
ようやく委員会の流れや雰囲気がわかってきましたので、一生懸命勤めたいと思います。

2011年6月2日木曜日

ジュニアオーケストラの輪

群馬ジュニアオーケストラの指導者であるM先生が、被災した子ども達ためにジュニアオーケストラを設立して、音楽で夢を与えたいという思いを抱き、本日花巻に向かいました。アジアでオーケストラを設立してきた経験から、復興のために何か役に立ちたいとの思いです。先生はこれまで自分が指導してきたベトナムや韓国などから、日本の子ども達のためにと70台ものバイオリンやチェロの提供を受けました。
宮沢賢治の故郷でもある岩手県花巻市と宮城県で活動を考えているとのことでしたが、幸いなことに、両方に知り合いの繋がりを見つけることができ、話し合いが進んでいます。

ジュニアオーケストラの輪が、群馬と東北、そして世界へと広がって、子ども達の世界も広がっていくことを願っております。

多くの方に紹介や照会のお願いを致しましたが、夫々の方が協力してくださり、また、ご尽力くださいましたこと、感謝申し上げます。