2012年8月22日水曜日

持続可能な財政計画をたてるために

昨日、「公会計改革による行政経営の革新」シンポジウムがありました。ちょうど読んでいた本「失われた30年」の著者である神野直彦先生が記念講演でした。
北上市、京都府精華町などの行政コスト計算と財務諸表作成の事例などの発表があり、興味深かったです。
  県会議員になって、県の予算を初めて予算を見た時、フローしかない財政運営と、財政の中長期的な見通しがなされていないことに驚きを感じました。

 持続可能な行政経営のためには、ストックの把握をすることが前提です。そうした、共通認識を持って責任ある予算を編成する必要があると思います。

 昨年の一般質問で、県に資産の把握をお願いしました。県は財産活用推進室を設置し、4月から長寿命化を進めるための資産の把握を始めてくれました。資産の把握には、施設、建物だけでなく機器備品の把握も必要です。

「自律なくして自立なし」、自律の端緒は財政の「見える化」である。そのためには、やはりストックを把握していく必要があるでしょう。


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