2013年2月24日日曜日

23日に県政報告会を開催しました

県政報告会を開催しました。松沢前神奈川県知事の「地域経済の活性化戦略」と題した講演会と対談も行いました。
ゲストの松沢さんのお話は、①神奈川力(神奈川県の地の利や特性)を活かして特に企業の研究機関を中心として企業を169社余り誘致した話。もちろん、研究機関を誘致すると、研究所に全国・海外から訪れる社員・関係者が増える。生産工場は閉鎖されることもあるが、研究開発機関は容易に閉鎖しない。反面、研究所員のために子弟の教育環境(教育に熱心な学校)や住環境を整えることが必要。
②日産を横浜市に本社移転してもらったときに、グローバル企業には創業した地域のアイデンティティーが必要であるということも説得の要因になった。
③100%神奈川産の電気自動車の開発により、日産リーフが登場したこと。そのために、神奈川県内の様々な企業の協力や共同開発などが生まれたこと。県の支援を行い普及に励んだこと。(たとえば、これからはガソリンスタンドでは生き残れない、サービスステーションとして、従来の自動車へのガソリン、電気自動車への電源補給、運転手の一休みできる場所の提供などのサービスが求めらるなど。
④日本人として国を大事に思えるよう、また自国の歴史を語れるようにしっかりと歴史を学ぶことが大切と考え「高校生日本史必修化」とした。「受動喫煙防止条例」や「水源保全税」の導入など、新しい(一方で反対も多い)こと推進した。
⑤近著「二宮尊徳の遺訓」から二宮尊徳のユニークな金融システム(仁義礼智信のある人に無担保で融資する相互扶助の融資制度をつくったこと。五常講貸金とよぶ。)の紹介や「分度」を基調とした地方の運営についても語ってくれました。
 
とても楽しく、刺激の多い講演とディスカッションになりました。

 

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