2013年4月16日火曜日

富岡製糸場と絹産業遺産群をめぐる


先日、富岡製紙場と絹産業遺産群を一日で巡りました。4市町村を走り抜ける忙しい行程でした。
最初は、富岡製糸場。繭の保管庫から、繰糸場まで拝見しました。今年夏、イコモスの現地調査があります。展示する場所の整備や、繰糸機の稼働、場外の環境整備など課題もあるようです。



下仁田町の荒船風穴は天然の冷蔵庫として蚕種を保管していましたが、建屋がなくなっており、石積みも崩れかかっている場所があること、さらに足場が悪い、交通手段の確保など課題もあります。

藤岡市の高山社跡は、川沿いの素敵な石積みが目立つ場所にありました。高山長五郎が清温育という優れた養蚕飼育法を確立し、その飼育法をこの場で指導するとともに指導者を育て養蚕農家に普及させ全国に広めました。

伊勢崎市には田島弥平旧宅などおよそ150年前に建てられた、蚕種製造農家で、やぐらがある養蚕農家の建築の標準となりました。周囲には田島邸を真似た農家が数棟建っています。

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