2011年7月7日木曜日

エネルギー対策特別委員会県内調査

エネルギー対策特別委員会の県内調査に行きました。
◎東京電力
この夏の電力の供給力についてうかがった。当初、およそ1800万キロワットの発電設備が被災したが、火力発電所500万キロワット分は復旧し、稼動している。既存の火力発電所敷地内にガスタービンを新設して新規に供給に対応していました(燃料は軽油とLNG)。東電ではこの夏の最大電力を5500万キロワットと想定している。昨年の夏季のピークは午後2時から3時の時間帯で5999万キロワットだったそうです。(7月23日がピーク日でした)。
15%の節電目標へのこれまでの県民や県内事業所の努力。事業所が平日から土日への操業シフトなど、節電や使用時間の分散が最大電力を低くしているというデータを見せていただきました。
これまでの省エネも大切ですが、私達のこの夏の目標は、平日の14時から15時に使用する電力を抑えることです。
電気予報のホームページもご覧下さい。
http://www.tepco.co.jp/index-j.html
◎高浜火力発電所
ゴミ焼却熱から発電をしていました(10800キロワット)が、高浜では以前これに加えてガスタービンにより高温化して発電効率を高めていました(17500キロワット)が、部品の寿命が短く、費用がかかることもあり、ガスタービンの稼動を止めていました。この度、電力不足に応えるため、再稼動することになりました。あわせて約25000キロワットの発電ができるようになります。
◎白川発電所
55キロワットのマイクロ水力発電所です。既存の浄水場内に設置しているため、水利権の制約がなく、またシンプルな設備で発電する(多少効率悪いが)ため、設置しやすい。電気は全て白川浄水場で使用する電気を賄うと共に、余剰電力は売電していました。マイクロ水力発電や中水力発電の可能性は高いのではと思っていますが、水利権と場所の確保(まず見つけることも)が課題になっています。

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