2011年6月25日土曜日

様々な声

一社一技術の認定を受けた事業者の方へのヒヤリングから様々な声を紹介します。
 
 一社一技術の認定を受けて、ホームページで宣伝してもらえてありがたい。たまに「技術を取得しているのですね」といわれる。職人になりたいと希望してきた若者が入社してくれた。技術のある県であるというイメージを示すことは群馬にとってよいことである。などと評価する声。
一方、突出した技術を評価するべきで、バーゲンセールをするべきでない。もっと高度な認定基準を設定して欲しい。認定を受けても商売に繋がるわけではない(その点は自助努力ですべきと考えている)。等と言う声も聞かれます。
 一口にものづくりといっても、金属加工から木型加工、特異な素材を利用したメーカー、食品製造業、繊維業など様々です。
 海外に生産を移してしまった取引先が現地調達率を高めるなかで、突出した技術をもっている、残された端物の生産に特化している、常に取引先のニーズに対応できる体制を整えている(技術面、安定供給という面)などの理由から、生き残りを図っているものの、産業の空洞化の勢いが進んでいることへの危機感を募らせていました。
 セミナーや講演会の開催といった支援は、十分ではないという意見もありました。研究開発助成に十分な資金が投入できるように、行政コストを抑えて、その分をまわすべきという指摘もありました。
 

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