2012年12月18日火曜日

虐待などにより家庭に戻れない子供の自立支援について


虐待などにより家庭に戻れない子供の自立支援について

家庭環境が改善しないために、施設から家庭に戻れない子供もいます。その場合は、施設から進学したり、就職し社会的自立を目指すことになります。

一旦、就職して施設を退所したものの、仕事を辞めてしまうこともあるようです。また、高校を中退してしまい施設に居づらくなり、一旦は家庭に戻っても、またそこから飛び出してしまうこともあるようです。そうなると、直ぐに生活に困窮したり、住む場所がなくなってしまう等、行き場を失ってしまう子供もいると聞きます。
そのような子供たちへの対応として、居場所づくりや社会的自立への支援を充実するべきと考え、支援の状況をたずねました。


(要望)
こうした義務教育終了後の子供たちの中には、意欲や能力の面で、十分一人で生活できる状態でないにもかかわらず、家庭に戻れない、独り立ちしていかなければならない子供もいると聞きます。

そうした子供たちが、少なくとも安全に暮らす居場所や生活の立て直しをしたり、シッカリとした生活習慣を身に付けたり、就職できるような状態になるような社会的自立に対する支援体制をキチンと整備・推進しいて頂くことを要望します。

また、平成2312月厚生労働省が(「児童養護施設等及び里親等の措置延長等について」のなかで、)卒業や就職を理由に安易に措置を解除せずに、継続的な養育を行う必要性の有無で判断するように文書で示しています。そして、就職しても辞めてしまったり、家庭復帰しても再度家庭環境が悪化した児童等の再措置等を適切に実施するよう求めています。各施設に対して、子供たちの受け入れをきちんとして頂くように指導していただきたい。
加えて、施設の生活に馴染まない子供も多いと聞きますので、自由度の高い「自立支援ホーム」の機能を社会福祉法人や経験のあるNPOが果たしていけるように導いて頂きたいと思います。

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