2012年9月7日金曜日

猪瀬直樹副知事と孫正義氏の対談

昨日、自然エネルギー財団のシンポジウムに行きました。

猪瀬氏の論調は、家庭での電力メーターを東電以外の電力でも選択可能なものにすべきである。(競争原理を取り入れていくのは)チャンスは今しかない。発送電の分離も今だからできること。
送配電線網は公共性が高いので、各電力会社が透明性の中で使用料を払ってアクセスできるようにすべきである。

自然エネルギーの整備が続いているが、当面、電力需要を賄うには時間がかかるだろう。それまでの間、東電の老朽化した火力発電所を建て替えることが必須となっている。建て替えだけなのに、3年間の環境アセスメントを経る必要があるというのが環境省の見解。それを1年早めようといのが産経省の見解。どちらも、縦割り思考でダメである。 直ぐにしないと間に合わない。


孫氏の論調。電力会社の独占下での高いマーケットシェアでは、本当の競争ができない。電力の自由化が進めば2割料金を下げることができる。
今後、自然エネルギー分野でも技術革新があるので、固定買い取り制度といっても、買い取り価格を下げていくのは事業者として当然のことと考えている。

風力発電でも規制が厳しく、特殊設計を求められ、外国の風力設備より高いジャパン価格が設定されてしまう。規制緩和が必要だ。地熱も環境アセスで10年かかる。自然を守るために原発ではないエネルギーを得るための地熱発電なのに、国立公園の1%に満たない土地の自然を守ろうとしている。考え方を変えるべきである。

日本は原発廃炉技術の世界1となるべき(猪瀬氏)
燃料電池技術の世界1となるべき(孫氏)

キーワード
1.革命が始まった(グリーンエネルギー革命)
2.競争と協調(競争に勝つための協調が必要)
3.エネルギー問題は社会全体、次世代のことを考えて決める
4.未来世代にどう倫理的義務を感じてこのごとを解決するか

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